サビ塗装をはじめ、大理石、木目、ひび割れ、風化した質感などを出し、塗装の凹凸や濃淡で新しい表情を持たせる、アートともいえるペインティングの妙技です。
その歴史は古く、16世紀にはミケランジェロが手掛けた建物では本物の大理石が重くて天井に使えなかったため、塗装で大理石仕上げにされています。さらに古代ポンペイの遺跡にも、壁に様々な材質の装飾を模したトリックペイントが多く使われています。そんな長い歴史を持つデコラティブペインティングが私たちの周りでも密かに増え続けています。アンティークなインテリアに欠かせない「古美仕上げ」も照明器具や金物などのアクセントとして幅広く使われています。
新しい壁にヨーロッパの石壁のような質感を与えたり、木やスチールの扉、家具などを鉄サビや緑青風、大理石風塗装など全く違う質感に見せる事が可能です。屋内外をとわず新築、既存の塗装面、鉄、木部、コンクリートなど、塗装が可能な物なら各種素材に施工できます。また法令や強度面などで部材が制約されるような場所にも塗装で演出できます。印刷シートでは施工できない部分、またシートでは意図する色味が得られない時、ペイントなら柔軟に対応できます。これらの表現は、上手な仕上がりであればあるほど、普通はペイントであることを意識させない反面、解った人には強いインパクトを与えることができます。
非日常の感覚に誘う商空間の創造にあたり、既製品に無い、デザイナーの創造性や遊び心が発揮できる魅力的なペイント表現です。また内外装の改装やリノベーションに合わせ、ペインティングだけで質感をガラリと劇的に変えることもできます。
是非一度ペインティングのトリックをお試し下さい。